ベスト・プランニングの衛藤です。
今年は建築ラッシュになっていて、今月は2棟の着工が始まりました。
大工さんはWさんとIさんの二名体制になりそうです。
(ここ10年のOBの方はどちらかの大工さんに建てて頂いてる方が多いと思います。)
さて、今回は横浜市S様邸の最終回、完成の様子をお届けします。
S様邸の完成はお引渡しの前に写真が取れず、お引き渡し後に撮影をさせて頂きました。
家具等も撮影されていますので、いつもとは違い、実際の生活感も同時にお届けできたらと思います。

2021/10/16 撮影
まずはリビングからです。
リビングは1面にエコカラットを貼って頂きました。
エコカラットは湿気や有害物質を吸着しますが、それだけではなく意匠性が非常に高いです。
天井のコーニス照明と非常に相性がよく、凹凸が照明で照らされると壁が美しく見え、こちらに壁掛けテレビを設置することは理にかなっていますね。
カーテンはカーテンボックスを取りけています。これも意匠性を向上させるアイテムの一つです。

次にキッチンダイニングです。
キッチンは下がり壁でそれとなくダイニングと仕切っています。
キッチンの裏側は(写真に見えている部分)は多く扉付収納を取っており、奥には壁を立てて更に収納を設けています。
この収納はTOTOの製品だけではなく、カウンター材や手前の面材は弊社で作って設置をしていて、唯一無二の収納となっております。
インテリアの色は、床や収納、家具、ブラインドを茶系で整え、非常に落ち着いた雰囲気に仕上げています。

こちらはダイニングを正面から撮影してみました。
左側側にはコーニス照明と沢山のダウンライトを設置しています。
中央にはペンダントライトを設置していますが、これは若干の位置変更ができるようにレールタイプのものを使用しています。
長い目で見て、ダイニングテーブルの位置が変わることを想定した照明設計ですね。
右側にはピクチャーレールを設け、絵やカレンダーを掛けれるようにしています。
写真奥にはダイニング用テレビが壁掛けられていますね。
このように機能的だけでなく意匠的な配慮も詳細に行われていますね。

次は2階に参ります。
1階のキッチン横にもありましたが、2階にも意匠性向上のための柱を設けています。
S様邸では4寸の柱を使用していますから、太い柱が3本連続している様子が分かります。
こちらは本当は木の質感が出せればよかったのですが、準耐火構造のため石膏ボードで覆う必要がありました。
フローリングの色合いと揃えることで違和感のないデザインになっていますね。
天井右側に見えている通気口は小屋裏エアコンシステムの冷気が落ちてくるグリルです。
小屋裏エアコンシステムの流量計算を行ったところ余裕があったので、一部1階に落としています。
(設計上は2階のみを冷やす計画ですが、あわよくば玄関くらいは冷えないかといった気持ちで取り付けたものです)

次は2階のセカンドリビングです。
こちらは照明にスタンドライトを置くなど照明の光量を落として落ち着いた雰囲気としています。
冷蔵庫やテレビも設置されていて、寝る前にゆっくりする空間としては最高ですね。

こちらは寝室です。
広々とした寝室に大きいベッドとナイトテーブルが配置され、お手本のような寝室になっています。
収納もベッド下などうまく利用してすっきりとした印象を受けます。
窓はロールスクリーンとカーテンを併用しています。
こちらのお部屋も小屋裏エアコンシステムにより冷却されていて(右上)快適にお過ごしとのことでした。

こちらはちょっと生活感がハンガーで出てしまっていますが、乾太くんをお見せしたく撮影しました。
母屋下がりの部分を利用して、洗面台やこうしたランドリールームを製作したのですが、こちらは下に置いた乾太くんです。
直置きすると使いづらいので、少し持ち上げた床を作って設置をしました。
カウンター部分では洗濯ものを畳んだりするために使用することができます。
乾太くんを置く場合は排気ダクトが必要になります。ダクトが丸見えになると意匠性が落ちますので、造作の箱で隠しています。
S様邸建築当時はスイッチが下方にある乾太くんしかなかったのですが、最近は上にスイッチがあるタイプも発売されて、現在建築中のお客様に採用しました。
ガス代も思ったほど高くなく、短時間でカラッと乾くので、お忙しい子育て世代には非常に有効です。
(弊社社長は風アイロン洗濯機の乾燥の方がお好みの様ですが)

こちらは広い洗面台です。
洗面台はエスクアというハイグレードな洗面台を適用致しました。
2つの洗面器がならんでいて、一面に鏡が取り付けられており、非常に高級感のある洗面台です。
通常の洗面台2つより遥かに高価ですが、機能性とデザイン性はピカイチですね。

次は小屋裏です。小屋裏は収納機能と空調室の機能の二つがあります。
奥に見えているのは空調室です。空調室は2階をエアコン1台で冷やすための小屋裏エアコンシステムが作られています。
詳細は別途ブログに纏めていますので、気になる方は下記をご覧ください。
最近実施頂いた小屋裏エアコンシステムは空調室が平たい天井であることが多いのですが、S様邸では寄棟に合わせて斜めになっていました。
こちらの方法では冷房期における熱気のエアコンへの流れがスムースになりそうですね(写真中央)。
床もピカピカですが、実はこれは床が頻繁に掃除されているからです。
お掃除ロボットを小屋裏にも常駐させ、定期的に自動的に掃除がされているようです。
弊社の作りは気密性が非常に高く、ほこりも溜まり辛いのですが、更に事前の掃除計画も良く整備されていて素晴らしいですね。

最後は外部デッキです。
外構は弊社ではなく他社さんで実施し、ウッドデッキとフェンスが綺麗に施工されています。
外水栓も標準仕様のものから変えて、非常におしゃれなものになっています。
軒裏にはシェードをつけられるように金具を等間隔で取り付けていきました。
暑くなってきたらここにシェードを引っ掛け、フェンスにも引っ掛けることで設置ができます。
その下で家庭用プールなどで子供と遊ぶと直射日光が避けられ、非常に良さそうですね。
涼しい季節は外でバーベキューやアフターヌーンティーをするのも楽しそうです。

以上でS様邸の建築現場レポートを終えたいと思います。
S様邸の気密測定の結果はC値 = 0.2㎠/㎡でした。
S様は2020年にご夫婦とそのご兄弟の方とご一緒にご来店を頂きました。
初来店の時から家づくりに対する目的、イメージがかなりはっきりされていたと記憶しています。
家の規模が全体に大きく、標準仕様以外の工夫も非常に多いのですが、弊社のご提案より先にどんどんご自身で調べて仕様を決定されていったことが印象的でした。
小屋裏エアコンシステムもまだ確立していない時期でしたが、私のご提案を快く受け入れて頂き、チャレンジをさせて頂き非常に感謝を致しています。
かなり忙しい時期で情報の整理がうまくいかず、S様のご要望と設計に若干の齟齬を発生させてしまったこともありましたが、修正案にも親身にお付き合いいただき、最終的に非常に良い家づくりになったと考えています。
時々お伺いすることがありますが、当時はいなかったご子息が快適なご自宅ですくすく成長されているを拝見すると、家づくりに関われたことを非常に幸せに感じています。
また、今でも弊社の新しい技術に興味をお持ち頂いたり、IoT化のアドバイスを頂いたりしています。
家づくりはお施主様の人生にかかわる仕事で、可能な限り二人三脚で進められるとお客様も弊社社員も幸せなモノづくりになるのではないかと考えています。
今回もレポートを記載するにあたり長らくかかってしまいましたが、最後までご覧頂き大変ありがとうございました。
次回は茅ヶ崎市H様邸の現場レポートをお送り致します。