ベスト・プランニングの衛藤です。
今回は横浜市M様邸の内部施工2回目のレポートをお伝えいたします。
いよいよ寒い季節になってまいりまして、展示場の暖房器具も稼働を始めました。
今年も残り2か月となり、年末や年明けの上棟に向け毎週お打ち合わせが進んでおります。
オンラインでのお打ち合わせも可能ですが、ご来店頂きサンプルをご確認頂きながら進めると、仕様決定も早いですね。
間取りの微修正はオンラインで、建具や床の仕様などはご来店頂くと良さそうです。
(勿論どちらもオンライン・事務所で承っております。)
今回は内部施工のレポートで、下記写真に写っている壁紙屋さんが施工下さいました。
壁紙屋さんは皆さん非常に明るく、優しい方が多いのですが、技術が高く、遅い時間まで黙々と作業をされるので私はいつも尊敬しております。
2021/1/7 撮影
年を越して大工さんの内部施工も進んでいます。
この日は内装下地の最終段階に入っていました。
写真は1階の居室の様子です。石膏ボードが天井、壁共に施工されている様子が分かります。
開口は大きな掃き出し窓の他に小さな縦長の窓を2個並列に置いたデザインになっていますね。
大工さんは階段周りの施工を進めていました。
階段とその周辺の作り込みは大工大工さんごとに仕事の進め方が異なります。
写真では最後に階段周りの納まりを整えるために石膏ボードを設置している様子が分かります。
こちらの石膏ボードは仮設置のようで、これから階段手摺部分の斜めを作りこんでいくようです。
こちらは2階から3階に上がる階段の施工の様子です。
通常はこの大工さんは先に階段を掛けて、その後石膏ボードや建具などをつけていくのですが、今回は階段が後の様です。
弊社でお願いしている2人の大工さんは、あまりルーティンワークとせずに、その場その場で最も最適な方法を選択する傾向にあります。
今回も収まりを考えてこの順番で施工を行っているのかもしれません。
階段左側の手摺部分は、通常は笠木納めとしています。階段笠木は最後に設置されます。
階段自体は、階段を支える側桁を設置した後、階段の踏板や蹴込を設置していきます。
写真では片側の側板が取りついている様子が見て取れます。
施工中の詳細部分を撮影させてもらいました。
こちらは廻り階段部の踏板を下地に埋め込んでいる様子です。
綺麗に切れ込みを入れ、踏面が入り込んでいる様子が分かりますね。
次は最初につけられた建築設備である、ユニットバスです。
ユニットバスは親世帯、子世帯と別々のメーカーをご選択頂いております。
ドアは3連引戸を採用頂きました。内部の様子は完成でお見せしたいと思います。
次はリビングの施工の様子です。
2階には大工さんの施工基地がリビングに設置されました。
先ほどの階段もここで材料の調整を行ってから、階段として施工されます。
外部では外壁材(ALCパワーボード)の施工が始まっています。
ALCは四角いパネルを、外壁に併せて加工して設置されます。
主に開口部周り(窓)などを切り取って、見栄えを気にしながら割り振りを決めていきます。
材料の精度はそう高くはなく、加えて細かい点取り合いも気にして施工しなくてはならない点が難しいです。
パネル同士は隙間一定の隙間を設けて設置し、その隙間を後ほどコーキングによって埋めていきます。
ですので、隙間の通りの出し方も腕の見せ所です。
こちらはベランダの外壁材です。ベランダの外壁材は上部の写真と異なるデザインを設定しています。
このように外壁デザインを貼り分けたり、塗装を塗り分けたりすることができます。
2021/2/8 撮影
大工工事も終わり、壁紙施工に入りました。
壁紙施工はまず下地を平らに整えるためのパテ打ちから始まります。
大きな段差やビス穴を隠すための下パテを打ち、削り取った後に上パテを施工します。
2階パテを打って削ることで、平滑な面を作ることができます。
写真奥には壁紙に糊をつけるための糊付け機も設置されていますね。
次の写真は2階のパテの様子です。
石膏ボード間の隙間や柱の角がパテ色になっている様子が分かります。
柱のコーナー部や出隅部には専用のコーナー材とパテで角を出します。
こちらはキッチンの様子です。
キッチンの壁紙は今回はキッチン先行で実施しました。
丁寧に貼ることができれば、どちらでも構いません。
最後にベランダ天端の笠木についてご説明します。
こちらはベランダの立ち上がりの蓋となる部分になります。
雨がベランダ立ち上がりの天端から侵入しないよう、防水含めて丁寧に施工されます。
以上で、横浜市M様邸内部施工2回目の様子をお届けいたしました。
次回はいよいよ完成の様子をお伝えしていきます。お楽しみに!