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建築現場レポート

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内部施工

座間市S様邸 内部施工2

ベスト・プランニングの衛藤です。

 

本日は座間市S様邸内部施工2回目のレポートをお送り致します。

 

2020/10/12 撮影

大工さんの木工事はだいぶ進み、フローリングを施工した後、壁の石膏ボードを貼っています。

石膏ボード一つ貼るのも丁寧に実施するかしないかで、壁紙や内装の経年劣化の違いが出るようです。

弊社の大工さんは壁紙施工時にパテが打ちやすいように、隅部は壁紙下地コーナー材が取り付けやすいように配慮して石膏ボードを施工します。

こうして後工程に配慮して進めることで、その工程の職人さんの仕事の質が上がり、最終的な完成度も上がると考えています。

 

 

こちらは母屋下がりとなり、天井が斜めになっている部分の施工の様子です。

どの施工をとっても、丁寧に実施しているので石膏ボードだけでも綺麗に見えますね。

建築中はこうした工事途中の様子を作業の邪魔にならない程度にご覧いただけます(大工さんが危険と判断した場合を除きます)。

多くのお施主様が休暇を利用してご覧になっています。

 

 

こちらは完成した窓周りです。窓枠は一方枠(下枠のみ)の様です。

開口部周囲の石膏ボードも丁寧に施工されている様子が分かりますね。

窓の左上の下がり壁との取り合いもボード同士がぴっちりついてる様子が分かります。

 

 

こちらは大きな吹き抜けの施工の様子です。

危険がないように、大きく足場板を掛けて施工を行います。

勾配天井ですので、左上に見えている梁は化粧梁(敢えて見せる梁)となっています。

勾配天井はその天井部と壁面の取り合い部(壁部)の施工に注意を払います。

斜めの面を丁寧に出さないと壁がうねってしまいますし、斜め部が絡むときは角度が変わる部分の継ぎ目(水平部との継ぎ目など)が弱点となります。

 

 

2020/11/2 撮影

大工工事が終わり、壁紙工事が始まりました。

壁紙は下地処理をしてから壁紙を貼っていきます。

その他の大工工事同様、下地処理の丁寧さが完成時の質を高めるポイントです。

弊社でお願いしている職人さんは、この下地処理が非常に丁寧です。

この日は角部にコーナーテープ材を取り付ける作業を行っていました。

石膏ボードを丁寧に貼っているので、このテープ材もピタッとくっついています。

 

 

こちらは内部足場の様子です。

吹抜けを設ける場合はほとんどの場合でこの足場が必要です。

天井の壁紙を貼ることは勿論、シーリングファンなどの電気設備を取り付ける際にも活躍します。

 

 

2020/11/3 撮影

次の工程はパテ塗りです。

パテは下地である石膏ボードやそのビス、隅部などを平滑にするための作業です。

下塗り、上塗りと2階パテ塗りを行って丁寧にサンディングすることで平滑にしていきます。

元々大工さんの石膏ボードが丁寧に貼られているので、継ぎ目やビス穴などに注力すればよいというお話でした。

大工さんがテキトウに貼ってしまうとボードがうねって、パテをべったり塗ってなんとか追いつけるという事になるそうです。

写真の様に分かりやすくパテが適用されていることが分かります。

 

 

吹抜け部の足場周辺にもパテが打たれていました。

一部乾いていない様にも見受けられますので、いっぺんに塗っていっぺんに削る作戦でしょうか。

パテを二回打った後、いよいよ壁紙が施工されます。

S様邸は部屋ごとに種々なデザインをお選び頂きましたので、完成が楽しみですね。

 

 

最後に屋根に太陽光が設置されましたので、こちらもレポート致します。

S様邸は太陽光パネルをご採用頂きました。屋根工事とは別に行い、太陽光の専門業者が取付を行います。

昼間の電力を補ってくれる他、災害時の昼間に使用できるなどの効果があります。

屋根の野地板を傷つけてしまうことが弱点ですが、採用のメリットも大きいので、各ご家庭の考え方や電力消費(生活)に合わせてご検討されるのが良いと思います。

 

 

以上でS様邸内部施工2回目のレポートを終えたいと思います。

 

次回はいよいよ完成の様子をレポート致します。