ベスト・プランニングの衛藤です。
弊社ホームページはリニューアル致しました。
雰囲気をかなり刷新してみましたが、如何でしょうか。
次回変更の際の参考としたいと思いますので、ご意見等あれば是非お伺いできたらと思います。
8月は非常に多くのお客様にご来店を頂き、ありがとうございました。
先週まではご予約もお取りしずらい状況となりご迷惑をお掛け致しており申し訳ございません。
順次ご案内致しておりますので、ご見学ご希望の方はお問い合わせフォームからご予約頂きますよう、何卒宜しくお願い致します。
さて、今回は前回に引き続き、座間市S様邸の内部施工の1回目と断熱施工についてレポートしたいと思います。
レポート進捗が大変遅く2年程度遅れてしまっておりますが、仕様はほとんど変わっておりませんので、是非ご参考にして頂けたらと思います。
2020/9/12 撮影
棟梁さんは上棟が完了すると、まず雨仕舞を考え、耐力面材を設置していきます。
弊社では軸組構造に加え、外周部全面に耐力面材を使うことで家全体の剛性と耐震性、耐風性を強化しています。
地震荷重(水平せん断荷重)は軸組構造では主に筋交いで引張と圧縮の軸力に変えて伝達していきます。
一方で耐力面材では板断面全体で上から下に向かって荷重を伝達してきます。
筋交いは圧縮に対しては断面積が確保しづらく、加えて座屈という破壊があることから、一般的には面で押さえたほうが強いと言われるわけです。
軸組ではない2×4(ツーバイフォー)の様に完全に面で受ける構造は間取りの制約が大きくなります。
そこで弊社では軸組構造をベースに耐力面材で強化するハイブリッドな構造としています。
写真は耐力面材と、防蟻処理後の様子を示しています。
防蟻処理は自然素材である炭系の材料を使用しています。
有機化学的な防蟻材が一般的ですが、建築後の化学物質の汚染を極力抑えるようにこのような素材を使用しています。
2020/9/28撮影
電気配線は断熱材を吹き付ける前のタイミングで行われます。
外周にある配線やコンセントボックス、スイッチボックスは全て断熱材で埋もれてしまいますので、断熱施工前までに仕様を決めておく必要があります。
写真では内壁側のコンセントボックスと外壁のコンセントボックスが写っています。
コンセントボックスには電気の配線だけでなく、時にCD管という配管も設置されます(写真橙色の管)。
これはLANケーブルを入れたり、外部からの引き込み線であったり、プロジェクター配線の配管であったりします。
こちらの写真はコンセントボックス周りの断熱材の様子です。
上部に窓の下地が来ていますね。
窓周りもしっかり気密が取れていることが分かります。
次は2階から見上げた天井の様子です。
天井には最低260mmの厚さでびっしり断熱材が吹き付けられています。
屋根からの日射は角度として壁よりずっと厳しく、夏の暑さを遮るために厚く断熱材を吹き付けることが標準仕様となっています。
天井は吹き抜けとつながった大きな勾配天井としているため、断熱材は勾配天井に従って綺麗にカットされています。
こちらは勾配天井でない部分の断熱材の様子です。
断熱材は鍾乳洞の様に凸凹になっている様子が分かります。
天井の下地(野縁)は既にほとんど完成していますが、写真上部では切り取られていますね。
これは大工さんが吹き付け断熱屋さんのことを考えて、吹き付けがしやすいようにわざと作っていない部分ですね。
弊社専属の大工さんは後工程に注意を払いながら施工をしてくれます。
後工程の仕事が汚くなってしまったら、自分の仕事を丁寧にやっても最終的に良いものにならないことをよく理解されている素晴らしい大工さんです。
2020/10/12 撮影
最後は内部施工時に行われたお風呂の施工の様子です。
お風呂の施工は大工さんが施工中に入る唯一の設備施工です。
ここだけは単独で作業が重ならないためできる場所になります。
1日かけてユニットバスが組み上げられていきます。
お風呂に入ると綺麗なコーキングの後を見られると思いますが、これは一部は工場でできているものもありますが、多くは現場でユニットバス屋さんが施工しているものになります。
以上で、座間市S様邸の3回目のレポートを終えます。
次回は内部施工2回目のレポートをお伝えいたします。