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建築現場レポート

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基礎・土台

海老名市H様邸 基礎工事

神奈川で快適をデザインする工務店、ベスト・プランニングの衛藤です。

 

本日から新しいシリーズの海老名市H様邸にレポートをお伝えしていこうと思います。

 

 

2021.9.27 撮影

まずは、根切りと砕石地業の様子です。建物の形状に合わせて土を掘削し、基礎底となる高さを丁寧に整えていきます。そのうえで砕石を敷き込み締め固めることで、基礎にかかる荷重を面で受け止められる、安定した地盤をつくります。

砕石の厚さや高さは、図面にもとづいてレベルを管理しながら施工しています。ここでの精度が、後の基礎の出来栄えや不同沈下の抑制に直結するため、地味ですがとても重要な工程です。

 

 

2021.10.2 撮影

砕石の転圧が終わると、防湿シートを全面に敷き込みます。地中から上がってくる水蒸気が床下に入り込まないよう、シートの重ね幅を確保しながら、継ぎ目を専用テープでしっかりと留めていきます。床下の湿気は、カビの発生や木部の劣化の原因になりますので、この「見えなくなってしまう一枚のシート」が、実は長期耐久性を左右する大切なパーツです。

 

 

2021.10.8 撮影

H様邸では、高い断熱性能を確保するために、底盤コンクリートの下に押出法ポリスチレンフォームの断熱材を敷き込む「基礎下断熱工法」を採用しています。防湿シートの上に断熱材を敷き並べ、段差ができないように施工していきます。

その上に配筋を行うため、断熱材が沈み込んでしまわないよう、スペーサーブロックを要所に配置し、所定のかぶり厚さが確保できる高さに鉄筋を持ち上げています。断熱と構造の両方の性能をきちんと発揮させるための、細かな工夫です。

 

2021.10.14 撮影

次の写真は、配筋が完了した状態です。スラブ筋・立ち上がり筋ともに、計算にもとづいた径とピッチで組み上げています。現場では、図面どおりに配筋されているかを一本一本確認しながら施工しています。また、スラブの端部では、コンクリートかぶり厚さを確保するためのスペーサーの位置もチェックし、鉄筋が型枠に近づきすぎないよう注意しています。こうした積み重ねが、ひび割れの抑制や耐久性の向上につながります。

 

2021.10.16 撮影

配筋検査が済むと、底盤コンクリートの打設です。ミキサー車からコンクリートを流し込み、バイブレーターで締め固めながら、隅々までムラなく行き渡るように流していきます。写真では、均し作業用の道具を使って表面を整えている様子が分かります。コンクリートは一度に固まってしまうため、打設中の「段取り」がとても大切です。スラブ全体をできるだけ一体で打設することで、継ぎ目のない、剛性の高いベタ基礎となります。

 

2021.10.20 撮影

底盤が固まった後、立ち上がり部分の型枠を組み、立ち上がりコンクリートを打設します。基礎天端が水平であることは、後から据え付ける土台の精度に直結します。土台に余計な「ねじれ」や「反り」が入らないよう、基礎段階でしっかりとレベルをそろえておくことが、構造的にも仕上がりの面でも重要です。

 

2021.11.2 撮影

基礎の養生期間をしっかりとった後、いよいよ土台敷きの工程です。基礎の上には基礎パッキンを敷き込み、その上に防腐・防蟻処理を施した土台材を一本ずつ配置していきます。写真では、土台や大引きにあらかじめ番号が記入されており、番号を確認しながら正しい位置に納めていきます。その後アンカーボルトの位置と、土台の孔位置が合っているかを確認しながら、ナットを本締めしていきます。ここでの精度が、上部構造の「通り」や「建て起こし」の良さにつながり、最終的な仕上がりの美しさにも影響してきます。基礎の内側には、立ち上がり部分にも断熱材を基礎と同時に施工し、床下まわりをぐるりと断熱で囲う仕様としています。これにより、床からの冷え込みを抑え、快適で省エネ性の高い住まいを実現します。

 

 

以上で基礎と土台のレポートを終えます。

基礎と土台は、完成してからはほとんど見えなくなってしまう部分ですが、家の性能や寿命を大きく左右する、とても大切な「縁の下の力持ち」です。
今回のレポートが、これから家づくりをお考えの方にとって、現場のイメージをつかんでいただく一助になれば幸いです。