神奈川で快適をデザインする工務店、ベスト・プランニングの衛藤です。
11月は沢山のお問合せを頂きありがとうございました。
土地も建物もどちらも物価が値上がりしていますので、ご予算に関する質問が多かったように思います。
今からこうした物価が下がる傾向がみられませんので、少しでも早くご相談頂くことを強くお勧め致します。
さて、今回はいよいよY様邸の完成についてレポートしていきたいと思います。

2021.12.14 撮影
まずは 1階の音楽教室兼音楽鑑賞室 です。
仕上げは他の居室と同様ですが、レッスンや演奏時に使う機材を置きやすいよう、
壁面を広く使えるシンプルなレイアウト としています。
天井の照明は均一に配置し、演奏時の手元が影になりにくい明るさを確保。
窓は防音性を確保するためにも高く位置に、小さく設けたようです。

音楽室には、スピーカーやアンプ、電子ピアノなど様々な機材を接続できるよう、専用のスピーカープラグ用端子を壁内に設置しています。
このように壁内配線とすることで、
・配線が露出せず見た目がすっきり
・ノイズを拾いにくい
というメリットがあります。
音楽鑑賞室としても使えるよう、機材構成に合わせた端子数と配置を細かく調整した点が特徴です。

音楽室の天井を高さを上げたため、音楽室と隣接空間(廊下)の高さに段差が発生しました。
そこで造作のステップを新たに製作しました。
色を合わせた天然木のカウンター材を加工し、階段状にしました。

今回全てのお部屋の写真が撮れたわけではなかったので、ハイライトになっている部分をお伝えしてきます。
まず寝室ですが、母屋下がりのあるお部屋になっています。
このお部屋に窓と換気(ダクトレス24時間換気)を設けています。
左に見えているのは広いWICです。
落ち着いた寝室の雰囲気になっていますね。

こちらは寝室に隣接した書斎です。
低い造作の机を置き、床に最近流行りの畳表がイグサでない畳を設置致しました。
男の隠れ家感が出ていますね。

次はトイレです。
トイレ内には 大きめの壁面収納 を設置し、トイレットペーパーなどをまとめられるようにしています。
収納扉は床材に近い木目色でコーディネートし、落ち着いた雰囲気にしています。
壁紙は緩やかなウェーブ柄で、狭い空間に奥行きを感じさせる意匠になっていますね。

キッチンは標準仕様のものですが、カップボードは 組み合わせを選び、収納量を大きく確保できる構成をお選び頂いています。
キッチンのパネルの色もおしゃれですね。
床材はフローリングになっています。
油跳ねや水のことを考え、タイルやフロアタイルを選ばれる方も多いですが、こぼれたものをずっとほったらかしにしなければフローリングでも十分大丈夫です。

こちらは子育て世帯のリビング。
Y様がこだわられた「明るさ」と「木の質感」を両立するため、一部を勾配天井にして、無垢羽目板を施工しました。
効果的にダウンライトを設け、シーリングライトと併せて照明計画を行っています。

最後は、今回の住まいの大きな見どころでもある 造作本棚。
勾配天井に合わせた高さ設定とし、天井の羽目板と併せることで、まるで建築家住宅のような仕上がりになりました。
収納量は十分ありながら、圧迫感を感じにくいデザインです。
すべて手作業の造作で作っていますので、棚内部にスピーカー配線やコンセントなども自由に設置しています。

以上でY様邸の完成のレポートを終えます。
なお、Y様邸の気密測定結果はC値= 0.2㎠/㎡でした。
Y様邸はお父様が大手建設会社にお勤めで、プロの視点で家づくりを見て頂きました。
弊社の家づくりに強く興味関心を抱いてもらいまして、家族皆さまで家づくりを楽しんで頂けたように思います。
計画にもかなり長い時間をかけて頂きましたが、結果として思いの詰まった良いご自宅になったのではないかと思います。
建築当時はかわいいお子様も非常に小さかったので、これからも暖かい家で家族団らん末永くお暮し頂くことを祈り、本レポートを終えたいと思います。
今回も最後まで読んで頂き、大変ありがとうございました。