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建築現場レポート

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開成町A様邸 上棟

ベスト・プランニングの衛藤です。
本日は、前回に引き続き開成町A様邸の上棟の様子をレポート致します。

当日は天候にも恵まれ、絶好の上棟日和となりました。
上棟は、家全体の施工における重要な工程であり、家の骨組みが一気に組み上がる一日です。
上棟の日は、お施主様にとっても「いよいよ我が家が形になる」と実感できる大切な一日。
そんな現場の雰囲気を、写真とともにお伝えしていきます。

2021.8.5 撮影

上棟の当日は朝早くから職人たちが集まり、工程の打ち合わせを行いました。

特に今回は通常と異なる構造がいくつかありましたので、その点について細かく事前の打ち合わせを行いました。

上棟作業は、大工さんたちが連携しながら進めるチームワークが重要な作業ですから、事前の確認がとても大切になります。

青空の下、皆の士気も高まり、いよいよ作業開始です。

まずは1階の柱を立てる作業からスタートです。

基礎の上にしっかりと柱を設置し、家の骨格を形成していきます。

柱はほぞ穴と呼ばれる土台に加工した穴に、柱側のほぞと呼ばれるでっぱりを差し込み設置していきます。

柱が立った後は、外周部の胴差と呼ばれる梁を先に取り付け、構造全体を安定化させます。

写真では胴差の施工に差し掛かったところの様子を撮影しています。

1階の柱が立ち終わると、次に梁(はり)の設置に移ります。

梁は、家の荷重を伝達する重要な構造材であり、適切な位置に設置することで、家全体の強度が確保されます。

重い梁はクレーンを使って梁を持ち上げ、職人たちが協力して固定していきます。

梁と柱をしっかりと組み合わせることで、強度が高まり、耐震性の向上にもつながります。

梁を柱に落とし込む際には大きな掛け屋と呼ばれる木づちで叩き込むので、音が出ますが、この音が上棟の雰囲気を更に醸し出します。

続いて行うのは「建入れ(たていれ)」と呼ばれる工程です。

これは、柱が垂直に立っているかを確認し、細かい調整を行う作業です。

家全体のゆがみに影響するため、ここでしっかりとした調整を行うことが、後の工程にとっても非常に重要になります。

水平・垂直の精度を保つことで、後の仕上がりにも大きく影響する大切な工程です。

いつもお付き合いしてる大工さんたちは非常に丁寧ですから、それぞれの柱のゆがみが取れるまで、何度も建入れを行います。

柱と梁をつなぐ「金物」の取り付け作業です。

耐震性や耐久性を高めるために、漏れなく丁寧に固定することが求められます。

木造軸組み工法はそれぞれの部材が仕口によってはめ込まれているだけですので、この金物によってそれぞれの部材を強固に結合します。

金物が設置された後は、写真の様に2階の床の下地となる合板を設置していきます。

この合板は弊社では28mmの厚いものを使用しています。

厚い床板を使う理由は、地震によるねじり荷重に耐えるためで、通常使用される24mmから28mmにすることで、ねじりに対する強度を大きく向上させています。

1階の骨組みが組み上がった後、次に2階の床梁の取り付けを行います。

通常はこのような作業は発生しないのですが、A様邸では2階の一部の床を大きく上げることにしましたので、このように大きな梁を床に設置し、その上に床を作ることとしました。

次に1階と同様に2階の柱と梁を組み上げていきます。大工さんたちが息を合わせ、スムーズに作業を進める姿が印象的です。

高所での作業となるため、安全確認をしっかり行いながら進めていきます。

2階の柱が立ち上がることで、家の高さがはっきりと分かり、全体のボリューム感が出てきます。

2階の梁の設置を終えると、屋根を支える「母屋(もや)」の設置作業です。

母屋は、屋根を支える小屋組みのいわば梁の役割を担っています。

母屋はそれぞれにこの後施工される(屋根の荷重を受ける)垂木の切り欠きが設けられています。

歪んで取り付けてしまうと、その後の垂木も歪んでしまうので、小屋束と母屋の鉛直を良く確認しながら作業が進められていきます。

母屋は「鎹(かすがい)」という金物で取り付けられています。よく聞く「子はかすがい」のかすがいはこの金物の名称です。

母屋の設置が終わると、屋根の下地となる「垂木(たるき)」と「野地板(のじいた)」の取り付けが進みます。

垂木を均等に配置し、その上から野地板を敷くことで、屋根の形が完成します。

野地板は、この後の防水工事や屋根工事の基礎となる部分なので、釘の打ち損じが無いように丁寧に施工していきます。

上棟も終盤で大工さんも体力が減ってきていますが、最後の力を振り絞って重たい野地板を持ち上げ、数百本の釘を打っていきます。

A様邸は上棟式は実施しなかったように記憶していますが、大工さんが上棟の飾りを付けました。

断熱材が厚く吹付けられるので、写真の位置には固定し続けられませんが、断熱施工までのお守りとして機能します。

以上で、A様邸の上棟のレポートを終えたいと思います。

次回は内部施工の様子をお伝え致します。