ベスト・プランニングの衛藤です。
現在2棟のお客様の建築を実施中です。
今月来月末と更に2棟のお客様の着工が始まります。
2世帯住宅、準二世帯住宅のお客様が多くいらしていて、階層でのそれぞれの考え方の違いや、逆に親子で同じ考え方の部分があったりと、皆様の家づくりへの思いを沢山感じながら仕事を楽しませて頂いております。
さて、今回は引き続きS様邸の内部施工2回目についてレポートをしていきたいと思います。

2021/6/7 撮影
まずは1階の断熱施工の様子からお伝えいたします。
S様邸では壁の断熱材の厚さを120mmと指定して吹付けさせて頂きました。
4寸(120mm)の柱一杯に吹きついていますから、断熱材は内壁面で全てカットすることになります。
標準仕様(105mm)と比べると厚さの差は大きくはありませんが、それでも3%~5%程度断熱性は上がります。
外壁面積は大きいですから、ちょっとした差でも幾らか効果が出ます。

こちらも1階の断熱性施工です。
筋交いや下地材が見えていますが、それ以外はびっしり隙間なく断熱材が充填されている様子が分かります。
特に筋交いと縦部材(間柱など)の隙間を埋めるためには、発泡ウレタンは大きな力を発揮します。
左の壁にはコンセントボックス(黒)見えていますが、このようにすべてを埋め、気密性を高めていきます。

次は1階のシート施工です。
1階のモイスは数年前から物性値が変わり、透湿計算上透湿性がやや高い結果となりました。
そこで、内側に可変透湿シートを施工し、冬場の透湿性を抑える工夫をしています。
湿気は壁の構成要素の透湿性でコントロールができるので、計算して適切な建材を選択するか、もしくは内外完璧な防湿層を作って、止める必要があります。
(勿論通気層を作って外壁に外気を流す方法もありますが、この場合は夏型結露を起こさない様に注意が必要です)

2021/6/26 撮影
次は天井ができたので、天井の中身を撮影してみました。
天井空間には配管や配線が沢山通っています。
梁についている線の束は電気配線です。
その下には橙色のCD管という管が通っていて、こちらは中にLANケーブルが通っていることが多いです。
奥には白い24時間換気のダクトも見えますね。

次は大工さんが実施していた壁ボードの施工の様子です。
壁は石膏ボードを使っていますが、その種類、厚さはまちまちです。
弊社では12.5mmの空気清浄機能の付いた石膏ボードが標準仕様ですが、S様邸は耐火性を上げる必要があったため、使い分けていました。
大工さんはお風呂場の内側の石膏ボードを貼っているようです。
後ほど見えなくなってしまう石膏ボードですが、仕上がりの見栄えに影響してしまいますから、非常に丁寧に貼っていっています。

次は2階の洗面台の下地の様子です。
大きな洗面台が付きますから、下地も沢山見えますね。
加えて2セットの給水、給湯管、排水管(下方)が見えていますね。

2021/7/6 撮影
下地が終わるといよいよ細かい造作を実施し、最後の仕上げに取り掛かります。
こちらは二階の施工の様子です。
既にドアの枠まで全部ついていますね。実際に建具を取り付けるのは本当に最後になります。
その前に例えば枕棚など、収納内部の造作を行ってしまいます。

2021/7/31 撮影
大工さんの仕事が終わると、次はキッチンを取り付け、更に壁紙の施工へと続きます。
壁紙施工はまず下地のパテ処理を行うところから始まります。
パテ打ちは2階行い、1回目のパテで大きなボード間の溝や出隅を作り、2回目のパテで平滑度をさらに上げていきます。
石膏ボードが丁寧に貼れていれば、パテ打ちの量が少なくて済みます。
写真の様に必要な部分にパテ処理が行われている様子が分かりますね。

こちらもパテ打ちの様子です。
2階廊下の柱は準耐火構造にするために柱に石膏ボードを巻き、その上を壁紙で仕上げます。
この結果、隅部が増えてしまいますから、丁寧にパテ処理を行う必要があります。
1本1本の柱が真っ白になっている珍しい様子を撮影してみました。

最後に下地のパテ3か所目を撮影してみました。
こちらは内部を合板下地とした部分です。
それぞれの隙間がそれぞれパテ処理が行われている様子が分かります。
奥にはカウンター材を設けていますから、その下もパテが打たれていますね。
カウンター材の左下は床下エアコンスペースになっています。

この後壁紙が貼られていき、最後に棚等の仕上げ工事を行ったうえで完成します。
次回、完成した様子をお伝えいたします。お楽しみに!