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建築現場レポート

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上棟

横浜市S様邸 上棟

ベスト・プランニングの衛藤です。

多くの方々が建築現場レポートをご覧下さっているようでして、大変ありがとうございます。

更新がかなり遅くなっており、申し訳ない限りです。

いよいよマイナス金利が解除になり、少しずつ住宅ローン金利も上昇するのでしょうか。

問い合わせを非常に多く頂いてはおりますが、まだまだ需要に対して土地が少ない状況です。

弊社で所有している海老名市や秦野市の土地もご紹介ができますので、土地からご検討の方も是非ご相談下さい。

 

さて今回は前回に引き続きS様邸の建築現場レポートをお伝えしていきます。

ご自宅のメンテナンスがあり先日お伺いして参りましたが、家中非常に綺麗にお使い頂いておりました。

丁寧にお使い頂いていることもさることながら、清掃の計画なども事前にしっかり準備をされていた結果と思います。

IoTも駆使して、家事の軽減も図られており、2024年の家づくりにもS様邸でチャレンジしたことが多く生きています。

 

2021.4.26 撮影

春の心地よい日差しの中、早朝に上棟のために大工さんが集まって参りました。

S様邸は1階だけで30坪程度あり、約2棟分の広さがあります。

事前に一部の部材を配っておくなど、多くの大工さんが集まっている1日である程度進むように事前の段取りが行われました。

 

 

まず最初にやることは柱を立てることです。

土台に明けられたほぞ穴という穴に柱に加工したほぞを差し込んで立てていきます。

1階でも柱の本数はかなりの数ですね。柱の太さも太いため、今回はよりボリュームが多く見えそうです。

屋根の高さの足場から広角レンズで撮影しましたが、端から端まで写り込みませんでした。

広い!!!

 

 

柱が設置された後は胴差と呼ばれる梁部材を設置していきます。

先にある程度胴差を組むことで構造全体が安定し、大工さんが梁の上を比較的安全に動くことができます。

写真では仕口と呼ばれる凹凸に慎重に差し込んでいっている様子が写っています。

写真くらいせいの低い梁は人力でも設置が可能です。

 

 

次はせいの大きな梁の設置の様子です。

大きな梁の設置にはクレーンを使用していきます。

特にLDKを中心とした1階の柱が設置できない部分の梁のせいは大きくなりがちです。

このように梁せいが大きくなり過ぎた場合は、通常の集成材で作ることも大変で、今回は恐らくLVLという素材が使われたと思います。

LVLは単板を積層させた材料で、強度が高く、そりも少ないですが、非常に重たいので施工には注意が必要です。

 

 

胴差を入れた後は、2階の梁を次々と設置していきます。

大きな梁を通した後は、その梁と梁の間に小梁を設置していきます。

結果、下記の様に木材で埋め尽くされた状態になります。

 

 

梁が入れ終わったら、梁同士の結合を強めるために、金物で梁同士をつなぎます。

一方で1階では建て入れといって柱の鉛直を確認する作業が行われています。

1人の大工さんが柱の鉛直を見つつ、もうひとりの大工さんが屋起こしという道具で鉛直を修正していきます。

この作業が非常に大事で、柱が真っすぐ立っていないと壁も真っすぐ作れません。

壁が真っすぐに作れないと造作も汚くなってしまいます。

長く使う家なので、大工さんは基礎や柱の施工には非常に気を遣っています。

 

 

梁が固定された後、床には床の下地となる合板を設置しました。

弊社では2階の床は剛床という厚い下地で作成する床です。

28mmの厚い合板を敷いてその上に後ほどフローリングを施工していきます。

2階の床は地震によるねじり荷重を伝達する役割もあります。

耐震性に効いてくるので、弊社では厚い合板を使っています。

 

 

1階の合板を設置し終えたら、1階と同様に柱を立てていきます。

2階の方が大空間が少ないので、柱は密になっていますね。

写真からは材料で一杯になっている様子が見て取れます。

 

 

柱を立てた後は、1階と同じように大梁と小梁を設置していきます。

綺麗な矩形の家ですから、構造部材も整然と見えますね。

 

 

2階の梁まで作り上げたら、小屋組みを行っていきます。

小屋組は屋根を保持する構造部材です。

S様邸では小屋裏空間を作りますので、その構造としての意味合いもあります。

写真では母屋という水平部材を設置していますが、クレーンで釣っているのは棟木という最も頂点に設置する構造部材です。

小屋裏のちょっと広い空間もありますから、棟木も立派ですね。

 

 

小屋裏空間に柱を立てない構造では、登り梁という部材を使います。

これは梁と柱を一緒にしたような構造で、斜めに棟木と軒桁にかけていきます。

名前と構造の機能がかっこよいので、個人的な好きな構造部材の一つです。

この後、垂木という部材と野地板という屋根の下地材を設置したら上棟は完成となります。

 

 

こちらは母屋の材の真っすぐ度合いを見て頂くために撮影してみました。

奥まで真っすぐ伸びている様子が分かります。

材が良く、且つ丁寧に施工がされていますね。

 

 

最後に野地板を設置して、上棟作業は完了です。

陽が落ちる前に完了しましたね。

建築の規模は非常に大きいのですが、形状が素直で綺麗なので1日で終えることができました。

住宅の形状が良いと、耐震性も良いですし、気密性も上がります。建築費用も抑えられ、良いことづくめですね。

綺麗な形状の土地でないと、なかなかこのように計画ができないということもありますが、極力このようにしたいものです。

 

 

以上でS様邸上棟作業のレポートを終えたいと思います。

 

次回は内部施工の1回目の様子をお伝えいたします。