ベスト・プランニングの衛藤です。
今回はいよいよ大和市T様邸の完成についてレポートをしていきたいと思います。
2021.5.31 撮影
今回は居室のある1階から見ていきましょう。
まずは子供部屋です。こちらはお子様が小さいうちは広く使い、ゆくゆく間仕切ができるようにドアを二つ取りつけ、壁にて間仕切が行えるように下地が作れています。
それぞれの部屋には収納部分も設けられていますね。
次は1階の居室です。
こちらは一部壁をふかして、カウンターを作っています。
更にカウンター部には電源を設け、多くの充電や電気機器に対応しています。
窓はFIXやすべり出し、縦すべり窓を適材適所に配置しています。
かなり珍しい事ですが、この写真の中には3つともありますね!
居室にはウォークインクローゼットも設けています。
収納も十分に確保できていて、使いやすそうですね。
壁紙は一面をアクセントクロスとして、少し濃い色をお選び頂いています。
こちらは1階の洗面台です。
水栓と洗面器より下の部分はユニット、上の部分はお客様手配の物品を取り付けています。
この鏡も電球型照明もタオル掛けも全体として雰囲気を作り出していますね。
次に2階です。T様邸で私が最も好きな場所です。
こちらは畳コーナーですが、特徴がいくつかあります。
まず、床と畳面がフラットであるという事です。弊社で標準採用している畳(本畳ではない)は床と高さを合わせやすく、このようにフラットにすることもできます。
フラットですが見切り材によってそれぞれ材質が大きく異なることで空間がはっきりと分けられています。
更にリビング側の一部に格子を取り付け、それとなく空間を仕切っていることです。
写真撮影はリビング側から行っていて写真の様にはっきり室が見渡せますが、ダイニング、キッチン側からはそれとなく空間が区切られています。
3畳とあまり大きくない空間ですが、このように空間が区切られていることで、行きやすいけどちゃんと分けられた空間となっていて私は好きです。
こちらはリビング空間です。
畳コーナー側から上を見上げるとこのように高い天井(吹き抜け)とロフト、シーリングファンが見えてきます。
2階リビングに相応しい開放的な空間となっています。
こちらはキッチン前の収納です。
対面キッチンの向かい側にはこうした棚を設けることがたびたびあります。
今回は比較的高めの棚が設置されていますので、キッチン手元側はあまり見えないでしょう。
この高さや、カウンターの深さ(幅)は人それぞれ使い方や考え方が異なりますので、お施主様ごとに最適なサイズで製作していきます。
次は小屋裏(ロフト)の様子です。
T様邸では小屋裏部分に吹き抜けと空間を一続きとしたロフトを設けています。
このロフトは小屋裏としての利用ですので、天井高は1.4m以下です。
基本小屋裏空間は収納としての利用になりますので、最低限の物しか設置ができませんが、お子さんたちには楽しい空間になるかもしれません。
次はキッチンです。
キッチン部分の床はフロアタイルで仕上げています。
写真の様にすっきりとした仕上がりになっています。
右手前にはゴミ箱を格納するためのスペースをキッチンから続きのスペースに設けています。
次は洗面化粧台です。
化粧台は標準仕様よりワイドなタイプの3面鏡付の物をご採用頂きました。
左右は防水のキッチンパネルで納めたようです。
上部には明り取りのための窓が設置されていますね。
こちらはトイレになります。
すっきりとしたタンクレスのトイレを採用頂きました。
壁にはトイレットペーパーのお洒落なホルダーも見えますね。いくつか置いておけるようです。
それではT様邸の最後は脱衣室で締めたいと思います。
脱衣室には洗濯機スペースと物干しスペースが取り付けられています。
この黒いバーも今となってはよく見かけるようになりましたが、このころはまだ弊社でもあまり採用が少なかったように思います。
雨の日でも洗濯物が干せるスペースは子育て世代には非常に有難いですね。
夏に室内干しをされる方は、乾燥機一緒にお使いください。
以上で、大和市T様邸最終回の完成レポートを終えたいと思います。
気密測定の結果はC値 = 0.2㎠/㎡でした。
T様は最初にご来店頂いた際に私が接客できなかったお客様ですが、計画中も建設中も非常に丁寧にして頂いた記憶が強く残っています。
ご家族皆様いつも明るく幸せなご様子で、ご自宅もご家族同様明るくて優しい雰囲気の建築となったと思います。
今後も暖かくて涼しい家で、皆さん幸せに過ごされることを祈って本レポートを終えたいと思います。
次回は伊勢原市O様邸の建築現場レポートを連載の予定です。
最後までご覧頂きありがとうございました。