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基礎

大和市T様邸 基礎・土台工事

ベスト・プランニングの衛藤です。

4月はお引渡しが重なり、新しい生活に期待の膨らむ皆様の表情を拝見でき、喜ばしい月となりました。

相模原市の分譲住宅も発売直後に購入者が決まりまして、高性能住宅への関心の高さを知ることができました。

また、太陽光発電も電気料金の値上げに伴って設置をご希望される方が増えて参りました。

現在計画中の注文住宅や建築中の分譲住宅(秦野市)にも積極的にご提案と設置を行っていきたいと思います。

(蓄電池は相変わらず性能と価格のバランスが悪すぎて、あまり積極的にはお勧めができない状況です。1kWh⇒10万円程度)

 

すっかり更新が遅くなってしまいましたが、今回は大和市T様邸の建築についてレポートを行っていきたいと思います。

T様は大和市渋谷の新しい住宅が立ち並ぶ一角に土地を購入され、弊社で建築を行っていただきました。

新しく整理された街並みに弊社の高性能住宅を建てるということで、設計士も計画時から気合が入っていた様に思います。

 

2021.2.12 撮影

今回も基礎の序盤の写真を撮影しておらず、基礎の終わり際に撮影した写真からです。

この日は立上りのコンクリート打設が終わり、型枠を片付けておりました。

写真では基礎の立ち上がりが見えますが、外周部の内側に見えているのは断熱材です。

こうした基礎に断熱材を設置することを基礎断熱と言いますが、基礎断熱は基礎内と基礎外断熱に大きく分けられます。

それぞれ良し悪しがありますが、弊社では防蟻性を考えて基礎の内側に断熱材を設置しています。

 

 

次の写真で手前に見えているのは土間コンクリートです。

ベタ基礎は基本的に基礎底盤と立ち上がり部分で構成されていますが、玄関など高さを上げなくてはならない部分は別途コンクリートを打つ必要があります。

これが土間コンクリートで、構造耐力の基本となる部分を打設した後に最後にこの部分を打ちます。

この土間コンクリートの外側にも断熱材が設置されている様子が見て取れますね。

ちなみに基礎の高さはGLから400mm取っています。

建売住宅等では300や350mmもしばしば見かけますが、メンテナンス上も400程度は取っておいた方が良いと思います。

 

 

次は型枠を片付けている様子を撮影してみました。

型枠は一つ一つ外していきますが、型枠とコンクリートが接する面には型枠を外しやすいように離型剤が塗られています。

接着剤と型枠についた汚れを清掃しながら片付けています。

 

 

2021.2.18 撮影

この日は土台敷を行いました。

土台には防蟻性の高い米ヒバを使用しています。

基礎の上に載っている木材が土台です。

土台は人通口を除きパッキンの上に載せています。

土台と土台の間は束という突っ張り棒の付いた大引きという部材で床を受けます。

大引きは写真では奥でひっくり返っていますね。

この後この束をコンクリート底盤面に取り付け、土台とも釘で締結していきます。

 

 

最後は大工さんが大引きを設置して完了です。

写真では上棟時の段取りを考えている様子が写っています。

T様邸ではクレーン車の使用が難しいため、人力で上棟を行いました。

こうした場合には段取りをしっかりと考えて整えておく必要があります。

 

 

以上で、大和市T様邸の初回、基礎工事のレポートを終えます。

 

次回は上棟の様子をお伝えしたいと思います。