神奈川で快適をデザインする工務店、ベスト・プランニングの衛藤です。
7,8月は多くのお客様にご来店頂き大変ありがとうございました。
春先と比べ、住宅の建築を検討されるお客様が増えてきた印象です。
弊社は丁寧な家づくりで好評を頂いておりまして、建築に際してお待ち頂くことも多く大変申し訳ございません。
一つ一つ丁寧に建築して参りますので、ご理解の程、何卒宜しくお願い致します。
さて本日から横浜市M様邸の建築現場レポートをお送りいたします。
M様邸は敷地形状に特徴があり、一般的な長方形の建物とは少し異なる計画です。そのため基礎も凹凸の多い形状となっており、限られた敷地を有効に使いながら、建物の形に合わせて丁寧に施工を進めていく必要があります。こうした建物は、基礎の段階で位置出しや配筋、型枠の精度が特に重要になってきます。
まず初回は基礎工事の様子をレポートしていきたいと思います。

2022.01.21 撮影
まずは基礎工事の初期段階です。根切りと砕石敷き、転圧を終えた後に、防湿シートを敷き込み、その周囲に捨てコンクリートを打設している様子が分かります。防湿シートは地面から上がってくる湿気を抑えるためのもので、床下環境を安定させるうえで大切な工程です。外周部に見える捨てコンクリートは、建物の位置や基礎の芯を正確に出すための下地で、後の配筋や型枠施工の精度にも関わってきます。

2022.02.03 撮影
こちらは基礎の鉄筋を組み終えた段階です。M様邸は凹凸の多い基礎形状となっているため、入隅や出隅、立上りの取り合い部分も多く、一般的な矩形の基礎以上に細かな納まりが求められます。写真でも、建物の形に合わせて立上り位置が複雑に計画されていることがよく分かります。鉄筋コンクリートの基礎は、コンクリートだけで強度を確保するのではなく、鉄筋と一体になることで引張力や地震力に耐える構造になりますので、この配筋の精度は非常に重要です。

こちらは配筋とあわせて、水道屋さんによって配管用のスリーブを先行して設置している様子です。コンクリートを打設した後に貫通部を無理に開けようとすると、鉄筋や基礎の一体性に影響を与える可能性がありますので、必要な配管ルートはこの段階であらかじめ確保しておきます。写真に見える筒状の部材は、コンクリート打設時に内部へコンクリートが入り込まないよう養生されており、施工後に配管の通り道として利用されます。

2022.02.04 撮影
こちらは底盤コンクリートを打設している様子です。ポンプ車でコンクリートを流し込みながら、バイブレーターを使って内部の空気を抜き、隅々まで密実に充填していきます。特にM様邸のように立上りや入隅・出隅が多い基礎では、打ち残しやジャンカが起きないように、材料の回り方を見ながら丁寧に施工していくことが大切です。基礎は完成すると見えなくなる部分ですが、こうした一つ一つの作業が建物全体の耐久性や安心感につながっていきます。

2022.02.07 撮影
底盤コンクリートが硬化した後は、立上り部分の型枠を組んでいきます。写真を見ると、基礎の外周だけでなく内部の立上りも多く、M様邸の基礎形状がかなり特徴的であることがよく分かります。基礎の立上りは、この上に載る土台や柱の荷重を受ける大切な部分ですので、位置や寸法、通りが正確に出ていることが重要です。型枠の精度が悪いと、後の土台据えや上棟時の納まりにも影響しますので、この工程も見た目以上に大切な作業です。

2022.02.26 撮影
基礎工事が完了すると、上棟に向けて材料の搬入が始まります。撮影日には既に土台が敷かれていて、搬入された木材はブルーシートでしっかり養生されており、雨や汚れから守られていることが分かります。敷地に余裕が大きい現場ではないため、材料の置き方や搬入の順序もよく考えながら進めていく必要があります。こうした準備が整うと、いよいよ上棟へと工事が進んでいきます。

今回のレポートはこれで終わります。
次回はいよいよ上棟のレポートをお伝えします。