建築現場レポートReport

海老名市O様邸 断熱施工

ベスト・プランニングの衛藤です。

 

今年の冬の気候が例年に比べて厳しいことは皆さん体感していらっしゃると思います。

弊社の家は断熱性・気密性・透湿性をよく研究して作っており、通常の気候では結露することなどはまずないのですが、アルミ樹脂複合サッシ(サーモスX)を採用された方で内部の一部にうっすら曇り程度の結露が見られた方もいらっしゃいました。

弊社のここ5年の家(Ua値 = 0.46以下、C値0.5以下)でうっすら結露が見られる場合は下記で改善が可能です。

 

・エアコンをつける

暖かいのでエアコンをつけない方も多いのですが、対流がなく空気が淀んでいる部位の朝方に稀に起こります。

 

・必要以上に加湿しない

45%~50%あれば十分な湿度が確保できています。可能であれば少し精度のある湿度計でこの値あたりを狙って加湿してみては如何でしょうか。

 

・すぐ乾くものは気にしない

これはもはや改善では全くないですが、朝方うっすら曇るレベルであれば、結露水が垂れて建材を腐らせることもありません。

お昼前には結露はいなくなっているのでガラスやサッシにカビが生えることもありません。

 

また時々頂くご質問として”ガラスの屋外側が結露した”という現象があります。

今年もいくつかご報告頂いていますが、いずれもAPW430(トリプル樹脂サッシ)を使用された方です。

高い断熱性で、外気に含まれる僅かな湿気で結露が起こる珍しい現象ですが、もちろんこれも日の出から1~2時間で消え去ってしまいますので、気にしなくて大丈夫です。

 

さて、長い前置きになりましたが、今回は前回に引き続き、海老名市O様邸の断熱施工についてレポートしたいと思います。

 

 

 

8/18/2020 撮影

内部施工の前半戦が終わり、断熱施工が行われました。

弊社で使用している断熱材は、フォームライトSLという現場吹き付け発泡ウレタン断熱材です。

この断熱材の特徴は、現場吹き付けの発泡ウレタン断熱材の中では透湿性が高いことです。

断熱材は他の建材と比較して圧倒的に透湿性は低いですが、弊社では壁の中の透湿性を高めることを重視しています。

こちらの断熱材は透湿性は低いけど、幾らか通す、という私たちが考える理想的な状況を作り出すことができるため採用しています。

 

写真はまずは2階からご紹介です。

壁一面と屋根にびっしりと断熱材が吹き付けられている様子が写っています。

標準仕様では壁に100mmの断熱材、屋根には300mm近い断熱材を吹き付けます。

基本的に熱伝導を防ぐ断熱材は、場所ごとの用途に合わせて厚さを設定しています。

屋根の断熱材が厚くなるのは、日射による熱取得が屋根のほうが壁よりはるかに大きいからです。

 

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次にキッチン周りの断熱材についてお見せしたいと思います。

キッチン周りはキッチンを取り付ける下地や配管系、電装系がとっていてかなり密集しています。

写真の様に外周部はすべて断熱材で埋められてしまいます。

隙間がすっかりなくなって、下地材(木材)がくっきりと見える様子が綺麗ですね。

 

埋められてしまう部材は後から施工が出来なくなってしまいますので、電気関係や配管位置、造作下地などは断熱施工前に決定頂くことになります。

 

 

次はお風呂の断熱施工の様子です。

壁は吹き付け断熱ですが、基礎は型材の断熱材を使用しています。

気密性・透湿性を確保する必要がない位置はこのように断熱性の高い断熱材を使用します。

弊社は基礎下は全て室内として計画しますので、床下エアコンの暖気も回ります。

冬場のヒートショックはお風呂場で起こることが多いです。

お風呂場の温度を上げることで、ヒートショックのリスクを大きく下げることができます。

 

 

屋根の断熱材の様子です。

屋根の下地も見えていますね。屋根と断熱材の間は配線や空調の配管が通ります。

見えている白いダクトは24時間換気のダクトです。

 

 

断熱材に関するレポートはここまでです。

次に外壁施工の様子です。

弊社の外壁はALC(パワーボード)を使用しています。

パワーボードは1枚1枚を加工して外壁に据え付けていきます。

窓周りなどの開口部は窓の形に合わせて切って、ぴったり合うように施工をしていきます。

一般的な窯業系サイディングやガルバリウム鋼板と比べて工程も多く大変な作業ではありますが、外壁として求められる性能は非常に高く、耐久性も良いです。

 

 

こちらは施工後のALCの様子です。1枚1枚の製造誤差があるので、素直に下方から貼り上げると綺麗に出来上がりません。

そこで、隙間で調整しながら、それぞれの隙間がまっすぐ通るように貼っていきます。

まさに職人技ですね。

 

 

最後に屋根の様子です。

ここではいつもの軽量瓦ではなく、一般的なカラーベストを採用しています。

弊社の建材はどれも長寿命な建材を使用しますが、ご予算や耐用年数(どれだけ長く使用するか)などを総合的に考慮して使用する建材をご提案致します。

 

 

以上で断熱施工のレポートを終えたいと思います。

次回は内部施工2回目のレポートをお伝え致します。