ベストプランニングの衛藤です。
今回は綾瀬市M様邸の内部施工1回目についてレポート致します。

2020.6.1 撮影
上棟が終わった後は、大工さんはまず主構造材を完成させ、その後ベランダを作成します。
外周には面材(モイス)を貼り、構造材を覆うことで、雨の多くを防ぐことができます。
下記の写真は構造材に施工した防蟻材と外側にはモイスが見えます。
防蟻処理は法令上地盤面から1mに施工が義務付けられています。
弊社では自然素材由来の炭の防蟻材を使用しています。土台には防蟻処理が不要となる米ヒバを使用することで化学物質を家の中に放出することを極力避けています。
弊社独自の床下エアコンシステムを採用するにあたり、暖気が床下を流れますので、こうした化学物質が循環しないことは非常に大事な要素になります。

防蟻処理を終えた後は、外周部をモイスを覆います。
モイスは耐力面材ですが、ケイ酸カルシウムにバーミキュライトを加えて作る無機的な素材で、以下の有利な特徴があります。
・高い耐震性
・高い防火性
・高い防蟻性
・高い調湿性
・透湿性
・環境性(自然環境に悪影響を及ぼさない)
固く、一方で珪藻土のような性質を持ち併せていることから、多くのメリットがありますが、一方で下記がデメリットです。
・高価
・施工性が悪い
お値段が高く、靭性が低い(脆性が高い)ため(メーカーHPでは高いと謳っていますが)慣れた大工さんでないと割れてしまうことも多いです。
弊社の様に家全体の剛性を上げて変形量を減らす場合には、最終的な耐荷重が非常に高く、有効な建材となります。
写真では大工さんが施工している最中の様子を撮影していますが、1枚持つだけでも非常に重く、大変そうです。

次の写真は内部の構造の様子です。
弊社では先ほどの耐力面材に加えて、筋交いも多く使用しており、軸組工法と2×4的な面でせん断荷重を伝達するハイブリットな工法となっています。
このことから耐震等級3を取ることは簡単で、必ず耐震等級3相当以上にしております。
(等級3の認定は別途計算書の提出が必要なので、ご希望の方のみとしております)

こちらはすでに防水工事まで終わったベランダです。
ベランダは雨が落ちていかず、最も雨仕舞が悪いため、上棟後すぐ下地作成に着手し、防水工事(FRP防水)まで終えてしまいます。
ベランダの防水は雨漏りの原因となることも多いので、非常に丁寧に施工されます。
特に壁との取り合い部分は、しっかり防水処理がなされます。

最後に断熱施工前のルーフスペーサーについて写真を撮影致しました。
ルーフスペーサーは吹き付け断熱と野地板の間に空気を通し、野地板を健康に保つための部材です。
軒天から吸い込んだ空気が、このルーフスペーサーを通り、棟から排出されることで、断熱材の上の湿気や野地板が吸った湿気を流し、透湿性の低い野地板の弱点を補うことができます。

以上で、綾瀬市M様邸の内部施工の1回目のレポートを終えます。
次回は断熱施工のレポートを行います。