建築現場レポートReport

綾瀬市M様邸 上棟

ベスト・プランニングの衛藤です。

ウッドショックに引き続き、弊社の建築ラッシュとなり、気付けばすっかり秋になってしまいました。

半年間お客様の建築に集中させて頂いたため、現場レポートのほうは完全に置いてけぼりになってしまいました。

少しでも追いつけるよう頑張って書いていきたいと思います。

 

さて、今回は綾瀬市M様邸のレポートとなります。

建築規模はいくらか大きく、展示場からも近いため、多くのお客様にご覧いただいた住宅となります。

こちらも基礎施工の写真が十分にないため、上棟からレポートさせて頂きます。

 

 

 

2020.5.23 撮影

M様邸では入り口が狭く、クレーン車を使用することができないことから、事前に材料配りを行いました。

土台の上に梁や柱を並べていきます。設置位置の付近に並べておくことで、当日大工さんが手で運びやすいようにしておくことも大事ですね。こうした材料配りやクレーン車を使えない上棟では、荷揚げ屋さんが大活躍です。

ひ弱な僕には信じられないほど重たいものや多くの材料を1度に運ぶことができます。

 

 

2020.5.26 撮影

さて、いよいよ上棟の朝がやってきました。

皆さん朝早くから集合し、準備をして8時ごろにスタートです。

生憎私は土地の契約があったため、午後からの参加です。

写真は現場監督の手が空いた時に撮影してもらいました。

 

まずは1階の柱を立てるところからです。弊社では4寸(120mm)の柱を標準仕様で使っています。

柱のほぞ、と呼ばれる突起をほぞ穴に差し込んでいきます。

この時点ではただ単に差し込まれているだけなので、強度的には弱い状態です。

後にこの柱にはそれぞれ金物で補強がされていきます。

 

 

柱を立て終わったら梁を設置していきます。

まずは外周の胴差と呼ばれる梁を設置して、構造全体を安定させていきます。

こうすることで大工さんが上に登って歩いても大丈夫になります。私は怖くて歩けませんが。

写真では比較的太い梁をかけていく様子が映っています。梁の多くは大工さんが上からたたきこんで入れていくのですが、写真の様に大工さんがアクセス出来な場合は、俗に「どんどん」と呼ばれる器具を用いて叩いていきます。

 

 

次の写真では1階で最も太い梁をかけている様子が映っています。

こちらはあまりに大きすぎるのでロープで引き揚げていますね。

大きい空間を要するリビング等では、概して梁のせい(高さ)は大きくなりがちです。

 

 

大きな梁を入れたら、最後に小梁を入れていきます。

全部入れ終わったら小梁以外の梁をそれぞれを金物で締結していきます。

小梁は家全体の荷重を伝達するというより、床より上の積載荷重を大きな梁に流していく役割ですので、接着剤と釘で締結をしていきます。

金物を締め終わったら、写真の様に床板を並べていきます。

床板は28mmの剛床構造としています。

床板を厚くすることで面内の剛性を高めることができ、地震によるねじり荷重を低減させたり、せん断荷重を適切に1階に伝えたりすることができます。

 

 

少し飛んでしまいますが、次の写真は2階の柱と梁をかけ終わった後に仮筋交いを取り付けた様子を映しています。

家全体のゆがみを取ってから仮筋交いを設置することで、それぞれの部材のかね(直交)をある程度整えることができます。

 

 

2階の梁までかかったら、いよいよ小屋組みです。

まず小屋束という柱のような部材を建てたのち、母屋(もや)という水平部材を設置していきます。

どうしても小屋束と母屋で組めないような場合は、写真の様に登り梁という部材を使って水平方向荷重と鉛直荷重を同時に伝達できる部材を設置します。

基本的に小屋組みのそれぞれの部材はかすがいで組んでいきますが、登り梁を使用した場合はそれぞれの部材と金物で強く締結していかなくてはなりません。

 

 

母屋が設置された後は、垂木という屋根の下地を受ける部材を細かく配置していきます。

基本的に屋根自重や風圧の荷重を圧縮で押し付けて受けるだけなので、釘で締結します。

下方の端部については風のあおりを受けるため、国の認可受けた丈夫なビスで締結を行っていきます。

写真の様にきれいに並ぶと人工美を感じますね。

弊社の木材は反りの少ない若干高価な材料を使っているので、より見栄えが良い様に思います。

すぐに見えなくなってしまいますが・・・

でも、家づくりは見えないところが大事なのです。

 

 

(撮影できておりませんが)屋根を貼り終えた後は残りの時間で少しでも内部の造作を進めていきます。

下記の様にベランダ部分を組み上げていくのもこのタイミングです。

まっすぐな気がすっと伸びている様子が分かります。

 

 

最後に上棟式の様子をお伝えします。

上棟式はお客様次第で、実施されたりされなかったりします。

実施される場合は、大工さんと四方固めというお清めを行い、皆さんで簡単にお祝いして20分程度でおしまいとなります。

社長と弊社専門の大工さんが映っていますね。

最近会っていないという方が多いので、敢えて載せてみました。

 

 

以上で、M様邸の1回目のレポートを終えます。

 

次回は内部施工の1回目のレポートをお伝えいたします。