建築現場レポートReport

小田原市M様邸 上棟

ベスト・プランニングの衛藤です。

新規着工が重なり、お客様への対応が遅くなっている点もございまして、大変申し訳ございません。1つずつ丁寧に対応してまいりますので、ご迷惑をお掛け致しますが何卒宜しくお願い致します。

 

さて、今回は前回に引き続き、小田原市M様邸の上棟の様子をお伝え致します。

 

 

 

11/16/2019 撮影

当日は早朝から大工さんが集まってきました。大工さん7名、クレーン屋さん、現場監督と私で作業を開始しました。

上棟前日までに外周部に養生シートを敷き、1階の材料が搬入され、足場が設置されました。

 

 

まず最初は柱を立てていきます。柱は土台側に設けられた「ほぞ穴」に、柱に作られた「ほぞ」を差し込んでいくことで設置されていきます。弊社では4寸(120mm)の柱を標準仕様としています。柱を太くすることで、梁も太くすることができます。結果、家全体の剛性を上げることに繋がります。

 

 

次は作業中のクレーン車の様子です。M様邸では高低差がありましたので、比較的大きいクレーン車でブームを伸ばして材料を吊り上げました。足場から撮影するとすごい迫力ですね。

 

 

柱が設置された後は、まず外周部の胴差と呼ばれる梁が設置されます。この胴差が設置されると、構造が非常に安定して梁の上に乗れるため、大工さんたちはまずこの胴差を設置します。梁はそれぞれに仕口という加工がされており、差し込むことで組んでいきます。柱との結合部は土台と同様にほぞとほぞ穴で組み上げられます。

 

 

柱と梁が組まれたら、次に家のゆがみを確認します。それぞれの結合はまだ弱く、柱の鉛直も出ていません。そこで下げ振りという器具を使って、鉛直を確認していきます。そして屋起こしという器具で柱を突っ張り、構造全体のゆがみを修正していきます。

 

 

下記写真が鉛直を確認している様子です。

 

 

鉛直を確認した後は梁同士を締結するための金物を設置します。通し柱などの交差部では断面欠損が大きいため、予め仕込まれた金具で締結をします。一方でその他の梁は断面に対しての穴の断面欠損は小さいため、羽子板ボルトで締結します。

金物を設置した後は、2階の床合板を設置します。1階と異なり2階は梁が短い間隔で入っているため、剛床という厚い板で床下地とします。この様にすることで、地震に対するねじり荷重に耐え、せん断荷重を外周部にスムースに伝達することができます。

 

 

2階の床板を設置した後は、1階と同様に柱を設置していきます。

 

 

次は2階の梁です。こちらも1階と同様に梁を設置していきます。

大工さんが持っている大きい木槌は「掛谷」といって、この木槌で部材を叩き込んでいきます。

 

 

2階の梁を設置し、2階のゆがみを修正したら、いよいよ小屋組みです。

小屋組みはまず小屋束を設置します。小屋束は短い柱のような部材です。

そしてその上に水平方向の部材である母屋(もや)を設置します。小屋束と母屋はかすがいで締結されます。写真から母屋が沿っておらず、まっすぐ伸びている様子が分かります。しっかりとした材料を使うことで、家全体のゆがみを防ぐことができます。

長期間にわたって使う家ですから、こうした部分にも配慮したいですね。

 

 

母屋がかかった後は垂木です。垂木は屋根の下地材である野地板を保持する下地です。屋根の荷重は野地板から垂木を通り、母屋に流す構造になっています。下記の写真は垂木が整然と並んでいる様子です。

 

 

最後に野地板を設置して作業は完了です。日が沈み始めていますね。

 

 

以上でM様邸上棟のレポートを終えます。

次回は内部施工と断熱施工についてレポート致します。