建築現場レポートReport

海老名市S様邸 上棟

ベスト・プランニングの衛藤です。

今回は海老名市S様邸の2回目のレポートをお送りいたします。

前回は基礎と土台まで完成し、躯体骨格を一気に組み上げるのが上棟です。

 

 

1/17/2019

気温は低い日でしたが、好天に恵まれました。

早朝から続々と大工さんが集まりました。大工さん6名+現場監督、クレーン屋さんと私で作業が開始です。

 

 

まず最初に柱を配り、立てていきます。土台に開けられた「ほぞ穴」に柱側の「ほぞ」を差し込むことで設置されていきます。これだけでは所詮、穴の嵌めあいだけで支えているので、抜ける力に対抗することはできません。ですので、後ほど様々な金具を用いて基礎や土台と締結していくことになります。

 

 

柱が建てられた後は、梁などの横架材を掛けていくことになります。まず最初に設置されるのは、外周部の胴差という部材です。先に全ての胴差を設置しておくことで構造全体を安定化させることができます。梁はそのせい(高さ)によっては非常に重いので、クレーンの力を借りつつ作業を進めます。

 

 

胴差を設置した後は、その内側にある梁や小梁たちを設置します。設置が終わったら、それぞれの梁を締結するための金物を差し込んでいきます。それぞれの金具は家のゆがみを直した後、ナットで締結されます。

 

 

下側では家のゆがみを確認するために、「下げ振り」という器具で鉛直を確認していきます。そしてゆがんでいる部分があった場合は、屋起こしという突っ張り棒のようなもので矯正していきます。矯正した後は、その状態が保持されるように仮筋交いで固定をします。ここまで出来たら上にいる大工さんたちが金物を締めて、2階の床を貼り付けていきます。(写真は私が露出しすぎて白くなってしまったので、モノクロにしてみました。)

 

 

2階の床が貼り付け始められました。弊社では1階は根太工法という方法で床を作りますが、2階は剛床工法で床を作っています。1階は支持点が少ないので、床のたわみを少なくするために、根太という部材を敷き、束を立てることで支持点を増やしています。一方で2階は細かく太い梁が入っており、支持点が多いので板厚の厚い合板(板厚28mm)によって床を作っています。

 

 

次は2階の構造を作っていきます。1階の柱と同様にまずは2階の柱を立てていきます。写真では「どんどん」と大工さんたちが呼んでいる道具で、柱を上から叩いてほぞ穴に差し込んでいる様子が分かります。(どんどんの正式名称はわかりません。)

柱を設置したところで午前中の作業は終了です。

 

 

午後は2階の梁設置から開始です。大分家らしい形になってきました。2階も1階と同様に梁を掛けていきます。そして梁を掛け終わった後は、ゆがみを取った後、金具で締結されていきます。

 

 

2階まで出来たらいよいよ小屋組みです。小屋組みというのは屋根を支えるための構造になります。まず柱に似た小屋束という部材を立て、その後水平方向に母屋という部材を設置していきます。写真は大工さん達が母屋を掛けて、小屋のゆがみがないか確認しているようです。ゆがみを調整した後は「雲筋交い」という部材で小屋組み構造を安定化させます。

 

 

母屋や棟木を掛けた後は、垂木という屋根を受ける部材を沢山設置していきます。写真では屋根面と屋根面の境にある隅木が中央に見えます。左側の垂木は設置が始まっていますね。

 

 

垂木を全面に設置したら、最後に野地板設置しておしまいです。冬で日が短いので、野地板を設置したら大工さんの作業は終了となります。晴れている場合は大概の場合すぐに屋根の防水紙を施工してしまいます。

 

 

いかがでしたでしょうか。1日で一気に家の構造が組み上がる上棟は皆さま驚かれます。

上棟は多くの大工さんが集まりますが、その後は基本的に棟梁1人で施工を行っていきます。

 

今回は以上でレポートを終えます。次回は内部施工についてレポートしていく予定です。