建築現場レポートReport

横浜市I様邸 内部施工1

ベスト・プランニングの衛藤です。

今回は、横浜市I様邸の内部施工の1回目のレポートをお伝えします。

上棟が終わった後は棟梁によって内部施工の施工が進められました。

 

 

4/22/2019 撮影

上棟後にまず最初にやることは、外周を耐力面材で被うことです。今様邸では耐力面材にハイベストウッドを採用頂きました。ハイベストウッドは透湿性の高い木質の耐力面材です。弊社では地震力や風圧などの水平荷重に対しては、木造軸組み工法の筋交いに加えて、耐力面材でぐるりと取り囲むことで高い強度を発揮するように設計をしています。もちろん耐震等級3相当の耐力を持ちますが、実際に証明が欲しい場合は、別途検査機関への申請手続きが必要です。

 

 

外周部の耐力面材をあらかた貼り終わったので、大工さんはベランダ作りに入ったようです。2階リビングが作業場となっていました。内壁の筋交いや間柱もいくらか入っている様子が分かります。

 

 

4/26/2019 作業実施(撮影は5/6)

この日は防蟻処理の内、内壁面の防蟻処理を実施しました。外壁面は面材を貼る前に実施済みです。弊社の土台はシロアリに食べられることのない「米ヒバ」という材質を使っています。一方柱は防蟻処理が必要なカラマツを使っています。

防蟻処理は体に害が無いように、天然素材由来の墨系防蟻剤を塗っています。法令では地上1m以下の部分に防蟻処理が必要ですので、1.1m以上の高さで塗ろう!と思っているのです。が、塗っているうちにだんだん高くまで塗ってしまいます。ちなみに下記の写真では防蟻処理後すでに1階の床下下地まで貼られています。

 

 

5/6/2019撮影

その後現場監督さんによってルーフスペーサーが施工されました。弊社の設計方針は透湿する建材の連続で「湿気を呼吸する家」とすることですが、屋根の野地板に合板を使いますので、唯一透湿性の低い部位となってしまいます。そこで屋根を通気して湿気を逃がすために通気層を設けています。このルーフスペーサーは吹付け断熱材を保持し、且つ通気層を作るための一工夫なのです。

 

 

こちらは母屋下がりとなっている部分のルーフスペーサーです。各種斜線規制でこのように母屋下がりとしなくてはならないこともあります。このような場合は少し天井が下がってきてしまうので、適切な室内利用ができるように間取りを工夫します。

 

 

さて、大工さんの作業に戻りましょう。こちらは1階の内部施工です。下地作りのフェーズでは天井を作ったり、設備をつけるための下地作りなど、二次構造部材を施工しています。

 

 

5/14/2019

電気屋さんが施工を実施しました。吹付け断熱材で外周部は全てもこもこ埋もれてしまいますので、その前に電気屋さんが配線を実施します。スイッチボックスやコンセントボックスも同時に構造部材に設置していきます。場合によっては下地作りのための簡単な木工事も電気屋さんがやってしまうそうです。

 

 

こちらは水道、下水配管の様です。1階の天井から撮影していますので、2階の配管ですね。

 

 

ルーフスペーサーを設置した場所に、天井下地も作られました。撮影した部位は2回の勾配天井部位で、今回大工さんの気合が一番入ったところではないでしょうか。屋根の勾配が交差したところで、丁寧に作るために非常に大工さんが気を使って施工をしていました。

 

 

なかなか複雑そうなところの1例を撮影してみました。それぞれの木が斜めにカットされて突き合わされている様子が分かります。偉大な建築家ミースの言葉に、「神は細部に宿る」というのがありますが、こういう表に見えない下地を丁寧に作ると、表面に出てくる内装の見栄えが上がったり、内装の経年劣化が抑制できるようです。

 

 

最後は屋根裏の撮影をしてみました。丁寧に下地材が出来上がっていて、この後石膏ボードを貼った後の面が見えるようです。

 

 

今回は以上でI様邸の内部施工1回目のレポートを終えます。

次回は断熱材施工と内部施工2回目のレポートをお送り致します。