ベストプランニングの衛藤です。
秋がすっかり深まってきました。
緊急事態宣言も終わり、新規のお客様にも展示場をご覧頂いており、大変ありがとうございます。
現在ウォシュレットをはじめ、多くの建材の納期が遅れております。
弊社では発注を前倒して対応致しており、今のところ順調に建築が進んでおります。
さて、今回は前回に引き続き、綾瀬市M様邸の断熱施工についてレポートをしていきたいと思います。

2020/6/22 撮影
内部施工の前半戦が終わり、サッシまで取り付いたらいよいよ断熱施工です。
断熱施工の前までには、外周の配管類や配線類も全て終えて終えておく必要があります。
写真の様に壁が全て断熱材で埋まってしまうからです。
断熱材は発泡ウレタン断熱材の中でも透湿性の高いものを使用しています。
壁の吹き厚さは標準仕様で100mmで吹き、これが最低厚さとなります。
下記の写真ではキッチン周りの断熱材の様子をお示ししています。
設備などが取り付く場所にはあらかじめ下地材が施工され、そのほかの部分は全て断熱材で埋めてしまうことで、気密性と断熱性を高めます。スイッチボックスすら周囲を全て埋められてしまいます。

次にお見せするのは天井部分です。
天井部分は最低260mmの分厚い断熱材で覆います。
高気密高断熱住宅の弱点は、ややもすると魔法瓶ハウスとなってしまうことです。
そのため日射取得には十分配慮しています。特に屋根部分の日射は外壁部分の同じ面積と比べて日光の入射角度が厳しいため、日射の取得量がとても多いです。そのため、外壁以上に丁寧に断熱をしなくてはなりません。
日光が屋根材を直接温め、その屋根材の熱伝導により下地材⇒断熱材と熱を伝える仕組みです。
これを止めるためには、屋根の外側に輻射(日光)を防ぐ金属を貼るか、断熱材により熱伝導を止めることが一番です。
(屋根と野地板の間に隙間を設け、金属を貼る手もありますが、熱伝導/対流の影響を防ぐことが非常に難しいです。)
このことから弊社ではしっかり断熱材を施工することとし、この結果夏場の小屋裏は温度上昇を非常に抑えられています。

次にお示しするのが、お風呂場の断熱材の様子です。
お風呂場は床下地がなく、土台周辺の構造が分かりやすい部分の一つです。
基礎には固形の断熱材が見えます。この上側、土台部分にもこもこと断熱材が吹き付けられている様子が見て取れます。
このようにすることで、断熱性と気密性を格段に上げることができます。
弊社の床下エアコンシステムも相まって、お風呂場はヒートショックを避けらるだけではなく、リビングのような居室と同じ温度環境とすることができます。

次は階段部分の写真を撮影してみました。
いつもはあまり撮影しない景色です。(構造的に)吹き抜けている階段も、壁面部は構造と断熱材が連続的に構成されている様子が分かります。
既に2階天井には施工ボードが貼られていますね。
石膏ボードを貼って、内装を仕上げると家の躯体構造は全く見えなくなってしまい、どれもあまり違いはないように見えてしまいます。
少し上質な仕上げ材を使ったり、おしゃれなしつらいをするととても良さそうな家に見えてきてしまいますが、最も大事なことは人が住むという機能を十分に満たしていること考えています。
(もちろんデザイン的な欲求も充実した人生のためには非常に重要ですが、寒くない、地震に対して安全性が確保できるといった生理・安全欲求を十分に満たすことがまずは最も大事ではないでしょうか)

最後に外部の施工について撮影をしてみました。
外部には防水紙が施工され、水をかぶっても大丈夫な状態になっています。
ALCはこの上から施工され、万が一外部から水が浸入したとしても、この防水紙に止められ、下に流れるようになっています。
ベランダ下の軒裏にはケイカルボードが貼られました。耐火性の高いボードで一般的に使用されるものを使用しました。塗装はALCの塗装と同時期に行われます。

以上で断熱施工のレポートを終えます。
次回は内部施工2回目のレポートになります。