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建築現場レポートReport

横浜市I様邸 上棟

ベスト・プランニングの衛藤です。

今回は横浜市I様邸の上棟についてレポートを致します。

当日は私が急用で不在にしてしまいましたので、現場監督さんが撮影してくれた写真でレポートしていきたいと思います。

4/19/2019

朝早くから大工さんが集まってきました。前日までに土台は敷き終わり、材料が搬入され、足場が掛けられました。今回はクレーン車が設置できませんので、荷揚げ屋さんにもお手伝い頂きました。

まずは1階の材料を配って柱や梁を掛けていきます。

柱は土台に加工された「ほぞ穴」という穴に、柱側の「ほぞ」と呼ばれる突起を差し込んで設置されていきます。柱をほぞ穴に入れただけではまだまだ不安定です。あらかた全ての柱を立てた後、外周の胴差と呼ばれる横架材を設置していきます。ぐるっと一周設置すると、平面が閉じた空間になり、構造がだいぶ安定します。

下記の写真は梁を設置している様子です。掛矢(かけや)と呼ばれる大きな木槌で、梁側に加工されたほぞ穴と柱側のほぞを叩き込んでいきます。上で梁を入れていく人と、下から部材を手渡ししたり、ほぞとほぞ穴が合うように調整する人に役割分担がされています。

1階ー2階間の梁が大体掛けられました。梁、小梁が多く入れられている様子が分かります。弊社では2階は28mmの合板による剛床を採用しています。2階は比較的支持点が多く、支持間隔が短いので、厚い合板で垂直荷重によるたわみが少なくなります。加えて厚い合板を設置することで、2階床面の剛性を上げることができます。地震の水平荷重中心と剛心がずれることで発生する捩じり荷重に対して有利になるだけでなく、その後水平荷重が伝達される耐力面材に比較的均一な荷重を流すことができるメリットがあります。

その後金物によって梁と梁を締結していきます。そして2階床板材料を搬入し、敷設します。いよいよ2階以上の工事に着手です。2階の柱は1階と同様に立てていきます。

2階の柱を立て終わったら、同様に梁を入れていきます。大工さんが力強く掛矢を振り下ろしている様子が分かります。一方で下の大工さんは柱を片手で支えつつ、他の段取りを進めている様に見えます。

斜めに設置されている部材は仮筋交いという部材です。柱と梁を組んだ後、「下げ振り」と「屋起こし」という道具を使って、建物の鉛直を調整した後、変形しない様に仮筋交いで固定をします。そしてこの状態で金物を設置し、上棟が終わった後取り外されます。

2階天井の梁まで設置したら、屋根を作るための小屋組みが始まります。小屋束という柱を立てて、水平方向には母屋という横架材を設置していきます。それぞれの部材は「かすがい」で固定されていきます。

母屋を設置した後は、屋根の下地である野地板を設置するための垂木を設置していきます。下記の写真ではすでに片面は垂木が全てかけられていますね。

垂木が掛けられた後、遂に野地板の設置が始まりました。野地板は屋根を止めるための大事な下地です。一方でヘーベルウォール工法の中で唯一合板を使用する外表面になります。合板の強度は高いですが、透湿性が低いのが弱点です。そこで、屋根には通気を取るための工夫をします(次回レポート予定です)。

I様邸では広範囲に亘って下屋を設けています。野地板の施工まで終わったら、下屋に取り掛かります。小屋組みはせず、垂木がかかっている様子が分かります。細かい調整などが多いので、大工さんも注意を払って作業を進めます。

夕方になって上棟が終了です。一日であっという間に家の形が出来上がりました!

以上でI様邸の上棟のレポートを終えます。

次回は内部施工の1回目と断熱材施工をお伝えいたします。



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