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建築現場レポートReport

厚木市M様邸 上棟

ベスト・プランニングの衛藤です。更新が遅くなりまして、申し訳ありません。

厚木市M様邸の2回目は上棟をお伝えいたします。

10/18/2018

いよいよ上棟式の朝を迎えました。降雨が懸念されましたが、無事晴れました。

当日は朝7時過ぎに棟梁+大工さん6名+現場監督+クレーン屋さんが集合しました。

まず1階の柱を立てていきます。今回は4寸(120mm)の柱を採用頂きました。

ほぞ穴にそれぞれの柱のほぞを入れていきます。この時点ではまだ柱はしっかり固定されていません。

柱を入れた後は写真のように胴差と呼ばれる外周を囲む横架材を入れていきます。

この胴差が通し柱や外周の柱を結びつけることで構造全体が安定します。

次に内部の梁を入れていきます。八戒と俗に呼んでいる道具で持ち上げ、木槌で叩いて梁を柱に入れていきます。

写真の様に皆で役割分担をして作業を進めていきます。掛け声と木槌で叩く音が響きます。

胴差に直交する大きい梁を入れた後は、更にその梁の間を補強する小梁を入れていきます。

この頃には周囲への異物の飛散を防ぐネットも張り終わっています。

2階の高さで作業が進む中、1階では建物のゆがみを整える作業が行われます。

「下げ振り」という器具を用いて鉛直を見ながら、「屋起こし」という器具で突っ張ってゆがみを直していきます。

ゆがみが直ったら仮に斜め方向を固定しておく「仮筋交い」で固定します。

2階では固定の為の金物の準備が進められています。

ここで使われる金具は「羽子板ボルト」というもので、これを用いて直交している部材同士を締結していきます。

それぞれの梁と柱を固定していくので、非常に多くの金物を使用します。ですので皆で手分けしてどんどん入れていきます。

全て入れた後は入れ忘れがないか確認しながら、電動工具でボルトを締めていきます。

クレーンで二階の床が運び込まれました。それぞれ定められた位置に合板を敷いていきます。

同時に位置が決まったものから釘を打ち込むエアツールを使って、合板を締結していきます。

このエアツールは上棟では主に合板を締結するときや野地板を止める時に使いますが、梁同士の固定や垂木の固定などにも使います。

締結する部材同士の厚さ等によって釘の長さを使い分けています。

1階と同様に柱を立てた後は外周部の横架材を掛けていきます。

1階では胴差に相当するものが、2階では軒桁となります。

ある程度2階の梁もかかりました。ここでお昼ご飯です。

既にかなり家の形になってきました。

10/18 午後

お昼休憩を取った後は、1階同様2階の金物を締めてから、小屋組みが始まりました。

小屋組みはまず小屋束という上下部材を設置し、その後母屋という水平方向部材を入れます。

写真では手分けして母屋を入れている様子が分かります。一番奥の大工さんは設置した母屋の「通り」(直線度合い)を確認しています。主構造材が歪めばその後の工事すべてが歪んでしまうことを良く体感されているので、丁寧に確認して進めています。

小屋組みの構造同士の締結には鎹(かすがい)を使っていきます。

例えば下の写真では大工さんが小屋束と母屋をかすがいで両面から止めています。

更に母屋に垂木がかかりました。屋根材は野地板に設置されますが、その野地板の荷重をまず受けるのがこの垂木です。

また、軒を吹き上げる風圧荷重もまずこの部材を通ることになるので、締結ビスは規定のものが適正に使用されているか管理されます。

在来工法では以前は「ひねり金物」という90°捩じられた金物を使用していたようです。

小屋組みの内部から撮影した様子です。小屋組みもゆがみの無いように筋交いで固定します。

小屋組みの場合は「雲筋交い」と呼んで、こちらは取り外さずこのままにしておきます。

最後に野地板を設置していきます。

最後は人力なので2階から持ち上げる人、受け取る人、釘を打つ人と役割分担がされています。

他の人はすぐに貼るべき耐力面材を貼っていったり、軒先に破風板の下地となる捨て貼りを加工して貼っていきます。

これまで役割分担と記載してきましたが、慣れた仲間なのでほぼほぼ既に決まっていますし、そうでないものもその場ですぐ決まっているようです。

下屋の周囲は先に面材を貼り、防水氏を貼ったところで上棟が終了しました。

柱が太いので、躯体構造だけでがっちりした印象を与えますね。

以上、上棟に関するレポートを終えます。

次回は内部施工の1回目についてレポート致します。



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