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建築現場レポートReport

大和市O様邸 内部施工1

ベスト・プランニングの衞藤です。

現在話題となっているのは世界的なウッドショックです。

弊社では国産材をメインに使用しておりますが、ウッドショックの影響が徐々に出始めています。弊社では特に間柱をはじめとして羽柄材の入手性が悪くなっており、構造材の価格も昨年末と比較し10%の価格上昇となっています。

今後もこの価格上昇は継続して起こることが予想されています。また構造材入手性の低下により、これから工事請負契約を締結頂く際の工事については納期が不確定となっています。

弊社では国産材使用率が高く、比較的影響を受け辛いですが、弊社での建築をお考えの方は上記の状況をご理解頂けますよう、何卒宜しくお願い致します。

さて、本日は大和市S様邸の内部施工1回目のレポートをお送りいたします。

2020/3/2 撮影

上棟後まず最初に大工さんが着手することは、ベランダの作成です。屋根や壁は防水紙を貼ることで防水が可能ですが、ベランダは防水工事を実施する必要があります。

そのため、まず防水工事ができるように下地を作ります。

弊社では防水工事はFRP防水が標準となっています。金属防水とすることもでき、若干高価にはなるものの、耐久性は金属防水の方が高いです。

ベランダを作成した後は、内部の構造材を作っていきます。

外周に耐力面材を貼ったり、筋交いや間柱を設置していきます。

また、窓周りの開口部下地もこのタイミングで作っていきます。

一つ一つの作業を丁寧に実施し、なるだけ狂いの少ない建材を使うことで、気密性をはじめとした家の性能を確保でき、加えて長い間美観を保つことが出来ます。

2021/3/17 撮影

外周部の耐力壁が全て貼られる前に、防蟻処理を実施します。

防蟻処理は自然素材由来の炭系の防蟻処理剤を使用します。

土台には高い防蟻性を誇る米ヒバを使用し、耐力面材に無機質のモイスを使用することで、シロアリからの被害を防ぎます。

サッシが入ってきました。サッシとその下地についての様子を写真で示しています。

この窓は吹き抜けに設けられたFIX(固定)窓です。

外観のデザイン性で、4つの窓を整然と配しています。

屋根には通気を取るためのルーフスペーサーが施工しました。

屋根の軒から空気を取り入れ、このスペーサーと屋根の野地板の間を空気が通り、棟から抜けていく自然換気を実現しています。このようにすることで、透湿性の低い野地板の裏面に空気を流し、野地板が常に健康であるようにします。

今回はサッシの取付のワンシーンを撮影してみました。

内側から現場監督さんが保持し、外側から大工さんがビスで固定していきます。

最終的には外側は外壁で挟み、内側は枠で押さえてしまいますので、サッシは完全に固定されてしまいます。

こちらは外側から大工さんがサッシを取り付けている様子を撮影しました。

サッシはAPW330で、木目調の物を採用頂きました。

木目調の物は内部のサッシ色が限定されるものの、外観が大変おしゃれになります。

勿論外壁のデザインやカラーとの統一性が求められますので、併せてご検討を頂きました。

ベランダの防水が終わっていましたので、その様子も撮影致しました。

FRP防水はガラス繊維に樹脂を含浸させたものです。

樹脂は一般的には耐光性に劣りますが、15年は特にメンテナンスをする必要はなさそうです。

(定期的なお掃除はどんな防水でも必要になりますが)

写真では構造の取り合い部(角、入隅)にも防水がされている様子が分かります。弊社の防水屋さんは様々な雨漏りをご存知で、どの部分に注意を払って施工しなくてはならないか気にしながら施工をして下さっています。

この日は屋根施工が終わっていました。屋根は防水紙を貼った後は防水的には問題が無い状態になります。

屋根施工は瓦ぶき(セメント瓦)で、職人さんも限られているため、工程はまちまちになります。可能な限り早く実施するに越したことはないのですが、致し方なしです。

一般的なスレートと比べ、重量は同等で地震荷重も小さくでき、耐久性は高いため、弊社ではこの屋根材を標準仕様としています。

2021/3/21 撮影

内部の造作が進んできました。断熱施工前には天井の下地施工を行います。大工さんの丁寧さが光る施工で、それぞれの木材がぴしっと整然と並んでいる様子が分かります。

文字通り寸分の狂いもなく施工を行うことで、天井とは言えども、綺麗な面を出すことが出来ます。

最後は小屋裏の下地の様子を撮影しました。

小屋裏は斜めの部分が多く、その施工もとても難しいです。

決まった方法があまりなく、その場所場所でケースバイケースで判断して天井を作成していきます。

今回は断熱施工の事を考えて、一定高さ(1.4m)の部分は天井は後から作るようです。

こうした後工程への配慮も、ただ単に作っている大工さんとは一線を画すモノづくりですね。

今回は以上でレポートは終えたいと思います。

次回は断熱施工と内部施工の2回目をお伝え致します。



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