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建築現場レポートReport

横浜市南区T様邸 上棟

ベスト・プランニングの衛藤です。

今回も前回に引き続きT様邸のレポートをしていきたいと思います。

今回はいよいよ上棟についてレポートをします。

7/16/2019撮影

早朝から大工さんが集まってきました。T様邸の上棟のメンバーは大工さん7名と荷揚げ屋さん3名、現場監督と私の12名でスタートです。1階の材料もすっかり搬入されていますし、足場も組み立てられました。

まずは柱を立てていくところから始まります。土台に開けられたほぞ穴に柱側のほぞを差し込むことで柱が建てられていきます。もちろんこれだけでは引き抜きの力に対して無力ですので、最終的には基礎や土台と金属部材で締結されます。今回は比較的1階は居室とお風呂で密な間取りになっていますので、柱が沢山見えます。2階リビングの場合は1階に壁が多く取れますので、地震に対して比較的強い構造とすることができるメリットがあります。

柱を設置した後は、1階天井上部の梁を設置していきます。梁は外周部の「胴差」と呼ばれる梁から組んでいくことで構造が安定し、大工さんの作業の安定性が増します。今回はクレーンを使わず手で工事を行っていますので、重い梁も下の写真の様に大工さんと荷揚げ屋さんで協力して持ち上げています。

下の写真は大梁、小梁が全部設置され、金具で締結されるところです。多数の金具を大工さんたちが手分けして設置し、ナットを締めていきます。

1階では建物全体のゆがみを確認するために、大工さんたちが「下げ振り」という器具を使って鉛直を確認します。柱や梁を木材で組んだだけでは、それぞれの結合が弱く、鉛直や直角が出ていません。この作業を行うことで、それぞれのゆがみを直すことができます。特定の位置と方向を決めて修正した後、「仮筋交い」という部材で仮固定していきます(その後に金物は締め付けられていきます)。

金物を締め付け終わったら、今度は2階の床下地となる合板を設置していきます。弊社の標準仕様では28mmの合板を使用します。一般的に使われる24mmの合板と比べ36%程度曲げ荷重に強くなります。また床の面内強度を上げることは、家全体の捩り強度を上げることにも繋がり、更に地震などの水平荷重を外周の耐力面材や筋交いにスムースに流すことができます。

床板を設置したら、次は2階の工事に入りました。2階も1階と同様にまずは柱を立てていきます。左側に見えている穴は階段がかかるところですね。

外から見るとだいぶ家らしくなってきました。

2階の梁をかけ始めました。2階がリビングの間取りですので、柱の間隔が短く、はりせい(はりの高さ)が大きいものもいくつか見受けられます。大工さんが「掛谷(かけや)」でほぞをほぞ穴に叩いて入れている様子を撮影しました。トントンという気持ちの良い音が一帯に響きます。

次も1階と同様の金物の設置です。大工さんがナットを締め付ける様子を撮影しました。大工さんが締め付けているナットの横は、短冊プレートと呼ばれる金物が設置されています。梁などの長い部材はこのようなプレートを用いることで、特定位置で継ぐことが許容されています。

2階の梁が掛けられた後は、小屋組みといって、屋根を支える構造を組み立てていきます。まず小屋束という柱に似た部材を立てていきます。その後母屋(もや)という水平方向の部材を小屋束の上に載せていきます。写真は最も頂点にくる棟木を小屋束に差し込んでいる様子です。まさに棟上げですね。

母屋がかかった後は屋根の下地である野地板を受ける垂木を並べていきます。それぞれの母屋と釘で締結するだけではなく、国に認可された金具を使って、締結されていきます。写真は大工さんがエアツールで釘を打っている様子です。

最後に屋根の下地となる野地板を施工して完成です。野地板は重たい材料ですので、手分けして持ち上げます。上では受け取って並べる人、釘を打つ人と役割を分担して進めます。こうした役割分担は特に何も言わずとも決まっていいて、状況に合わせてその役割を変更しながら迅速に作業が進んでいきます。

以上でT様邸の上棟についてのレポートを終えます。

次回は内部施工の1回目と断熱材の施工のレポートを行います。



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